【体験談】観葉植物の”虫わく”問題。ハイドロカルチャーで解決しました。

湿った土はカビの温床、虫の大好物

冬場は気温が低く湿度も低いため、虫はなかなか発生しません。ですが、春先から気温や湿度が上がってくるとともに徐々に虫の姿がチラホラ現れます。放っておくと、鉢の裏には小蝿が大量発生していたりします。
私もその悲劇に見舞われた1人です。殺虫剤や、虫を減らす努力をしてみるもいたちごっこです。

植物を育てる為に必要な『土』には栄養があります。その栄養は植物が育つ為にも必要なものですが、虫もその栄養を目当てにやってきてしまうのです。更に、土は水やりにより湿気を含み虫の好む場所となるのです。

土を使わないハイドロカルチャー

ハイドロカルチャーとは、土を使わない植物の育成方法。
土の代わりに下記のようなものを使います。

• ハイドロボール（上の写真の物）
• ゼリーボール
• ゼオライト
• セラミス・グラニュー（1番最初の写真の物）

土は有機物。生きているとも言えますね。農家さんのような植物のプロは土から育てるというくらいです。対して、ハイドロカルチャーで使うものは無機物です。
ハイドロボールやセラミスは土や粘土を焼いた物です。土を焼いた際にできる気泡の中に水を取り込み、長期に渡り水分をとどめておくことができます。そして、植物が必要になったときにその分だけ水分を出すことができるのが特徴です。

ハイドロカルチャーの管理方法

鉢植えは底に穴が無いもの

土と違って水を止まらせるので、底に穴が無い鉢を利用します。
※コップなどでも可。

水やりはたまにでOK

ハイドロカルチャーは水やりを毎日する必要はありません。

・セラミスの場合は表面が乾いて2・3日後にあげるだけ。
・ハイドロボールは水かさが減ってきたら継ぎ足せばOKです。

カビ問題は避けられない

たまに表面にカビのような物が付着していることがありますが、水道水の塩素やカルシウムが固まった物の時がほとんどです。その場合は、その部分だけ取り出して、水洗いしましょう。洗って汚れを落としたら戻せばOK！

湿気の時期にはカビが発生します。これは水気と共にある植物が避けることのできない問題なのでしょう。ですが、その時の対処法も簡単です。その部分だけ取り出して水洗いすれば問題なし。

水のやり過ぎには注意

私は、水のやり過ぎによる根腐れを起こして１つパキラを枯らしてしまったことがありました。やり過ぎには気をつけましょう。乾いてからが基本ですよ。更に、冬場の気温が低い時期は尚更水の必要がなくなります。植物が必要とする水の量が減るからです。冬場は特に水のやり過ぎに注意しましょう。

4年育てての感想

セラミスとハイドロボールを使ってもう4年以上、複数個の観葉植物を育てていますが虫が湧いたことは一度もありません。それだけでも変えてよかったなーと実感していますが、何よりとにかく管理が楽です。
しかも！期待していなかったのですが、しっかり成長してます。なので植え替えをおこなったのですが、土じゃないから汚れることもなくすごく楽でした。とってもオススメのインテリアアイテムです。

最近はホームセンターでもハイドロカルチャーの観葉植物が販売されてます。セラミス植えの観葉植物はまだなかなか売っていないのが現状です。一部園芸の大型専門店では品揃えがありますので、お近くにそういったお店がある方は是非試してみてください。そういったお店がない方はホームセンターで植物とセラミスを別々に購入してハンドメイドするのがお勧め。セラミスは中々販売しているお店が少ないのでネットを利用するのもおすすめ。

最初の植え替えだけが手間ですが、それは土での栽培でも同じことです。土の代わりにセラミスやハイドロボールを買えばとにかく楽にカッコいい観葉植物が手に入りますよ。セラミスは土より高いですが、投資の価値はあります。

今のところ不満があるとすればカビくらい。やっぱり部屋に緑があるとリラックスしますし、インテリアとしても良いですよね。

オススメの購入先

セラミスを買うならカインズが良いですよ。色々調べましたがこれはかなり安いです。近くにカインズがあれば是非。
ない方もネットで購入できますよ。
▼ご参考までに▼

お試しあれー